マネーフォワードクラウド給与は、給与計算に必要なあらゆる機能が備え付けれています。

当事務所でも、マネーフォワードクラウド給与を使用していますが、非常に使い勝手が良く、初めて使う方でも直感で使用できる仕様になっています。

具体的な機能をあげると、

1. 月給制、日給制、時給制でそれぞれ額面の計算の仕方が変わってきますが、全ての計算に対応しています。また、これまでは紙のタイムカードで勤務時間を管理し、これをエクセルで集計していた動作を「マネーフォワードクラウド勤怠」や「ジョブカン」といいた勤怠管理のシステムと連携することで、労働時間の集計もあっという間にできます。さらに、時間外労働における割増賃金の計算も設定の上、自動計算をしてくれます。
2. 毎月の給与から天引きする所得税の計算も自動計算してくれます。家族の誕生日、同居の有無等の基本情報を入力することで扶養人数のカウントもしてくれます。
3. マネーフォワードクラウド給与は45時間超残業手当、60時間超残業手当にも標準対応をしているとのことです。
4. 計算した給与の結果からFBデータをボタン一つで作成することができます。FBとは、Firm Bankingの略でFBデータは総合振込や給料振込のような複数の振込を一度で振り込むことができるようにするためのデータです。
5. これまでは、給料計算が完了したら給与明細を印刷して、これを封筒に入れて各従業員に配布をしているといったことがありましたが、マネーフォワードクラウド給与では、各従業員にアカウントを付与してWEB上で給与明細を確認することができるようになっています。これによって、給与計算担当者の作業時間が大幅に削減するものと思われます。また、従業員側もスマホ等でいつでもどこでも給与明細をを確認することができ、紙で保管する必要がなくなります。

マネーフォワードクラウド給与を実際に使ってみて便利だなと感じたところを上げると、

• 社会保険料率の変更があった際には、自動で更新がされている。
• 介護保険の対象も自動で更新してくれる。要は40歳以上になった際に、自動的に天引きの計算をしてくれるようになっている。
• 給与明細の閲覧公開日を設定できる。(某ソフトはこれが出来ず給与支給日に公開ボタンを押さなければいけない仕様になっており、当日にボタンを押し忘れてしまうというようなことが発生していました。)
• 給与計算のデータをそのまま年末調整に反映することが出来る。
• マネーフォワードクラウド会計と連動しているため、給与の仕訳がボタン一つで完了する。
• マネーフォワードクラウド経費精算の各従業員のアカウントを紐づけることで、マネーフォワードクラウド経費精算において承認された経費精算の額も自動計算してくれます。

といった感じです。

今回は、マネーフォワードクラウド給与について解説をしてきましたが、自分はマネーフォワードクラウド給与をこれまでに実際に使用してきましたが、使いづらいと感じたことは今のところ特にありません。

マネーフォワードクラウドに登録したら、スモールビジネスプラン、ビジネスプランのどちらを選択してもマネーフォワードクラウド給与機能は自動的に付与されるため、ぜひこれまでの給料計算システムからの乗り換えを検討してみてください。