若手税理士がSTREAMEDを使ってクラウド会計の入力を効率化した感想
クラウド会計と金融機関の口座やクレジットカードのデータを連携させることで、会計帳簿への記帳の手時間が圧倒的に削減されることは、既にご存知の方も多いかと思います。
しかしながら、どうしてもクラウド会計を導入しても従来のインストール型の会計ソフトと変わらず手間がかかるものがありました。
それが「領収書の入力」です。
こればかりは、どうしても入力の元となる書類が紙の領収書になってしまうため、
手入力せざるを得ないといったところでした。
しかし、この問題を解決するサービスが登場したのです。
それが「STREAMED」というサービスで、スキャンした領収書を仕訳データにしてくれるという、
非常に画期的なサービスになります。
ホームページのキャッチコピー等を見ていると、領収書やレシートを99.9%正確にデータ化してくれるとのことで精度も高そうですが、本当なのかなと思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、自身がSTREAMEDを使ってみた感想を述べます。
STREAMEDが入力してくれるデータの形式は、JPG、PNG、PDFでスマホの写真機能で撮影したものも対応しているようです。しかし実際に大量の領収書をSTREAMEDを使用して効率化するということを考えると、領収書を一枚一枚スマホに写真を撮るということをするのであれば、むしろ手入力した方が早いのではないかといったところです。
次に、複合機のスキャナ機能を使って領収書を何枚かずつPDF化するという方法が考えられますが、これもあまり効率的ではない、というよりか手入力した方が早いと思います。PDF化した後に、PDF画像を領収書一枚毎に切り取るという作業も必要になります。
そこで一番便利なのが、STREAMEDに対応するスキャナを使用する事です。
対応スキャナを使う事で、スキャナに領収書を通すとSTREAMEDに直接データ送信されます。
対応スキャナについてはこちらのページに載っています。
https://streamedup.com/scanners
私はこの中でも、「ScanSnap iX100」を購入しました。
ScanSnap iX100は、ハンディタイプで大変コンパクトで持ち運びも出来ます。
(持ち運ぶかわかりませんが…)
実際に専用スキャナを使ってみたのですが、一番に思ったことは、
「領収書はある程度綺麗にしておかなければいけない。」という事です。
領収書がぐしゃぐしゃに折り曲げられたりしていると、
言わずもがなですがスキャナが正確に読み取ってくれません。
このことに対する対策としては、日常から領収書を綺麗に保管しておくほかありません。
会計事務所がSTREAMEDを使うときは、お客様に領収書を綺麗に保管していただご協力をされておいた方が良いかと思います。
スキャナをしてデータをアップロードしたら、後はSTREAMED側で自動データ化をしてくれます。
自動データ化は、ほとんどの場合が翌営業日になるようです。
実際に自動データ化して仕訳されたデータを確認したのですが、どうやら99.9%正確にデータ化というのは本当のようです。
データ化されていないものも中にはありましたが、
とそもそもデータ化が厳しいであろうものばかりで、これらは上記の99.9%の対象外なのかなと思います。
個人的には、ハングル文字も対応してもらいたいなと思いますが…
最後の作業は、
自動データ化されたデータをSTREAMEDからCSVでダウンロードして、クラウド会計にインポートをするだけです。
恐らく手入力した場合の1/10くらいのスピードになっているのではないかと思います。(言い過ぎ?)
料金については、企業・個人事業主の方が自社で使用するとなると、プランがいくつかありますがベーシックプランだと毎月2,000円程度で使えるようです。
今回初めてSTREAMEDを使いましたが、ある程度直感で使う事もできますし、わかりやすいヘルプや動画が付いていたり、チャットで対応してくれるサポートもあります。
今回は、領収書のみしか使っていませんが、通帳やクレジットカードのデータ化サービスもあるため、
また今度使用してみたいと思います。
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