ひとり社長が税理士を変える理由は「説明力」よりも質問力と傾聴力だった

「もっと分かりやすく説明してくれる税理士がいれば…」

そう思っていたはずが、実際に税理士を変えたひとり社長に話を聞くと、
意外にも出てくるのはこんな言葉でした。

「いや、説明も大事だけど、そもそも“聞いてくれる人”がいなかったんですよね」

1. 聞かれてないのに、説明だけしてくる税理士の限界

前の税理士は、とにかく説明ばかりしてくるタイプだった。
決算のときも、帳簿を見ながら
「この経費はこうです」「この処理はこうなります」

一方的な説明の嵐で、こちらの状況や悩みは何も聞かれない。

実際、「なんか毎回、税理士の都合の説明だけされて終わるんですよ」
と感じているひとり社長、多いんです。

確かに、説明力は重要です。
でも、“その前に聞いてくれ”というのが本音ではないでしょうか。

2. 質問力のある税理士は「答えが明確じゃない話」も拾える

いい税理士は、「で、結論は何?」と迫らず、
相手が言語化できないことまで、ていねいに拾い上げてくれます。

たとえば、
「最近、売上が増えたようですが、資金繰りの見通しはどう感じてますか?」
「売上の中に突発的な案件が混ざっていそうですが、来期もこの水準を見込んでいますか?」

こうした質問は、単に“処理のための情報収集”じゃありません。
「ちゃんとこっちの状況を理解しようとしてくれているな」
と感じられる、安心のサインです。

3. 傾聴だけの税理士がダメなのは当然。でも、まず聞けなきゃ始まらない

ここで誤解されがちなのが、「聞く力=優秀な税理士」ではないということです。

傾聴ができても、税務の知識や提案力がなければ当然話になりません。
「なるほど、そうなんですね〜」だけで終わる税理士に
何十万も払う理由はありませんからね。

でも、ひとり社長のリアルな悩みや意図は、
こちらから“聞きにいかないと出てこない”んです。

傾聴と質問力を土台にしつつ、
そこに税理士としての判断力・経験値が加わるからこそ、
納得できるアドバイスになる。

「聞くだけで終わらせない」って、実は相当なスキルなんです。

そしてもう一つ、正直にお伝えしたいことがあります。
税理士としてしっかり耳を傾けたいと思っていても、
どうしても限界があるケースもあります。

たとえば、
・資料の提出をお願いしても反応がない
・こちらからの連絡に返事がない
・お金まわりがルーズで整理も後回し

こういった状況が続いてしまうと、
正直なところ、こちらも深く入り込めなくなってしまいます。

もちろん、完璧を求めているわけではありません。
ただ、お互いの信頼が成り立っているからこそ、
こちらも本気で耳を傾け、提案できるんです。

税理士とのやり取りも、人と人との関係。
「聞く側・話す側」という単純な構図ではなく、
お互いが歩み寄ってこそ、いい結果につながると実感しています。

4. 話を聞かない税理士と、話ができる税理士。未来が変わるのはどっち?

年配の税理士にありがちなのが、
「聞かなくても俺は分かってる」っていうスタンス。

でも、
・インボイス対応の有無
・クラウド会計の使い方
・副業収入やネット事業の構造

そういう細かい事情って、聞かないと絶対に分からない。
ひとり社長のビジネスは、どれも似ているようでまったく違います。

だからこそ、会話ができる税理士が必要なんです。
テンプレ処理じゃなくて、個別の状況に合わせて対応してくれる人。
それって結局、「話を聞ける税理士」なんですよね。

まとめ:質問力がある税理士は、信頼と提案の質が違います

「説明力のある税理士にお願いしたい」
そう思っていた方こそ、一度立ち止まって考えてみてください。

もしかしたら、あなたが本当に欲しかったのは
“まず、あなたの話をしっかり聞いてくれる税理士”かもしれません。

当事務所では、話の途中で口を挟むことなく、
まずしっかりお話を聞くところからスタートしています。

そして、その内容を踏まえた上で、専門的な判断・ご提案を行う。
質問力 × 提案力の両輪で、ひとり社長の経営を支えます。

現在、新規のご相談は【月3件まで】とさせていただいております。
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