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通帳コピー?Excelの帳簿?そんなの過去の話。
いまどきはスマホで領収書撮って、銀行明細も自動連携して、経理は全部クラウドで完結――
…そう信じていたひとり社長のもとに現れたのは、まさかの“紙文化全開”の税理士。
「帳簿PDFで送ってください」
「通帳コピーは紙でお願いします」
「数字は決算までお預けです」
クラウドの“ク”の字も出てこないやりとりに、
「これ本当に2025年?」と目を疑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、クラウド会計を導入したのにその効果を実感できない理由と、
そこに潜む“税理士との相性ギャップ”について、実例ベースで深掘りしていきます。
銀行やクレジットカードの取引明細を自動で取得してくれるクラウド会計。
売上も経費も自動で連携され、ログインすればすぐ確認できる状態。
にもかかわらず、ある社長が言われたのはこうでした。
「帳簿をPDFにして、メールで添付して送ってもらえますか?」
え?今どきそれ?という違和感。
まさかクラウド会計を“PDF作成ソフト”としてしか使ってないとは思いませんでした。
実際、税理士側がクラウド会計にログインする習慣がなく、
PDFでの帳簿出力だけを頼りに申告を進めているケースは珍しくありません。
その結果、クラウドの持つ「リアルタイム共有」「履歴確認」「透明性」といった強みが
すべて無力化されてしまうのです。
クラウド会計の良さのひとつは、取引の入力や仕訳が誰でも直感的に行える点です。
特に、マネーフォワードなどはスマホからでも登録できるので、
「自分で経費くらいは入力したい」というひとり社長の方も増えています。
ところが、こんなやりとりも。
「そこはミスの元になるので、触らずにお願いします」
まるで「パソコンに詳しくないなら電源すら押さないで」くらいの勢い。
社長としては「事業のお金の流れを理解したくて」触っているのに、
“いじるな扱い”されてしまうことで、一気にテンションが下がってしまいます。
もちろん、ここで前提として大事なのは、自社で記帳する場合には、ある程度の簿記の知識や経理の経験が必要ということ。
仕訳の概念や勘定科目の基本ルールがまったく分からないまま操作してしまうと、
帳簿がめちゃくちゃになって、結局は税理士側で修正作業が発生してしまいます。
当事務所でも、初期設定や操作方法の説明を希望される方には別途オプションで対応しておりますが、
「最低限、日々の登録は自分でやりたい」という方とは非常に相性が良いと感じています。
クラウド会計は「今月の数字が見える」ことに価値があります。
資金繰り、損益、利益率――全部リアルタイムで追えるのが最大のメリット。
なのに。
「月次は出してません。決算でまとめてお見せします」
という返答。
これは「結果だけ教える先生」みたいなもの。
通知表だけ渡されて、授業もフィードバックもゼロ…みたいな。
今どうなってるか、どこを直せばいいか。
経営って、そういう“日々の積み重ね”で判断したいものです。
それなのに“年1回だけのお知らせ”しかもらえない状態では、
クラウド会計のポテンシャルは、完全に封印されたままになってしまいます。
領収書や請求書をクラウドにアップロードし、
給与計算や年末調整もクラウド上で完結しているはずなのに――
「原本を郵送してください」
「PDFにしてメール添付でお願いします」
というアナログ対応が続くケースも後を絶ちません。
もう、クラウドの意味どこいった?って話です。
書類のクラウド共有を前提にしていない税理士だと、
・資料の郵送コストがかかる
・データの二重管理が必要になる
・何より気持ちがクラウドに乗らない
という「物理的にも心理的にも疲れる状態」に。
当事務所では、マネーフォワードを中心としたクラウド運用に完全対応。
資料の提出も基本はデータ共有、やり取りはChatworkまたはLINEで完結することがほとんどです。
郵送?FAX?そんなの最近見た記憶すらありません。
クラウド会計を導入したのに、
「PDFで帳簿出してください」
「通帳コピーを紙で」
「入力は触らないで」
「数字は年1回だけ」
――こうした“あるある”にモヤモヤしているなら、
それはソフトが悪いのではなく、相手との噛み合いが悪いだけかもしれません。
当事務所では、クラウド会計を日常的に使いこなし、
必要な方には最低限の簿記の説明も行いつつ、
「自分の数字を把握したい」というひとり社長の想いに寄り添っています。
クラウド会計を活かしきれていないと感じている方や、これから導入したいと考えている方も含めて、現在ご相談を受け付けております。
紙に縛られない、新しい会計の形を一緒に作っていきませんか?
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