ひとり社長が今の税理士に「提案がない」と感じる理由とオンライン税理士という選択肢

ひとり社長が今の税理士に「提案がない」と感じる理由とオンライン税理士という選択肢

「今の税理士、何か相談をしても、興味なさそうな反応をされたり、提案がなくて物足りないんですよね」

当事務所への税理士変更のお問い合わせで、こうしたご相談をいただくことが少なくありません。

確かに、税理士はコミュニケーションを取るのが苦手な方が多く、共感できることは沢山あります。

ただ、ここで立ち止まって考えたいのは——

本当に「提案がない」ことが問題なのか、それとも「提案が欲しい内容がズレている」ことが問題なのかという点です。

今回は、ひとり社長の方が感じがちな「提案不足」の真意について、深掘りしてみたいと思います。

1. 提案がない、という不満が意味するもの

「節税の提案がまったくない」
「決算が終わっただけで、何もアドバイスされない」
「こちらから聞かないと何も言ってこない」

こんな声は、ひとり社長の方からよく聞くものです。

ただ、実際に中身を聞いてみると、「まったく提案していない」わけではないケースも多くあります。

例えば、税理士側は決算の説明や節税のアドバイスをしていたつもりでも、社長側には「それって当たり前の話では?」と感じられていたり、「今、自分が悩んでることとはズレている」と思われていたりするわけです。

つまり、「提案がない」というよりは「自分の悩みに沿った提案がなかった」というのが実態です。

その背景には、お互いに「何を期待しているのか」が共有されていないという根本的なズレがあるのかもしれません。

2. 税理士との関係が“受け身”になっていないか

税理士に対して「ちゃんと提案してほしい」と思っているのに、日々のやり取りがほとんどなく、決算のときだけドンと資料を渡して終わり……そんな状態になっていないでしょうか?

これは、ひとり社長が悪いという意味ではありません。

ただ、情報共有が少ないと、税理士側も「何を提案すべきか」が分かりづらくなるのです。

ひとり社長のビジネスはスピードが速く、日々の意思決定も直感的。

その分、「今どういう方向に進もうとしているか」「何に悩んでいるか」といった情報が税理士側に伝わりにくくなります。

会計の数字だけ見て提案できることには、限界があります。

税理士はエスパーではありません。

だからこそ、「ちょっと今こういうことを考えていて…」という情報を、気軽に伝えられる関係性が必要なんです。

これについては、もちろんいつも対面で税理士に合っていて日頃の会話から情報共有できるのが理想です。

ただ、現実は、税理士も他のことで忙しいですし、対面で接触する回数を増やすとなると、顧問料を値上げする必要が出てきます。

そこで、当事務所ではチャットツールを駆使することで、お客様がいつでも相談しやすい環境づくりを心がけています。

また、チャットツールを使用することで、代表税理士がいつでも返信ができるようになっています。

対面での相談となると、代表税理士が顔を出すことができず、どうしても無資格のスタッフが対応することになってしまいます。

それでも、対面で相談したいという方もいるかもしれませんが、当事務所では、代表税理士に直接伝わることを重視しています。

3. 提案よりも「関心」と「対話」を求めている

ここが今回、もっとも大切なポイントかもしれません。

多くのひとり社長が「提案してほしい」と感じているのは、本当のところ、「もっと自分のビジネスに興味を持って聞いてほしい」という気持ちの表れではないでしょうか。

  • 誰かに自分の事業について話したい

  • 今考えてることがまとまらないから、誰かと話しながら整理したい

  • アドバイスじゃなくて、「うん、それいいと思いますよ」って言ってほしい

でも、経営の話を気軽に相談できる相手って、実はなかなかいません。

友人や家族には話しづらいし、周りに経営者仲間がいないこともある。

そんなときに、「せめて税理士には、自分の考えを聞いてほしい」と思うのは、自然な感情です。

これは“提案がない”ことへの不満というより、**「話し相手がいないことへの孤独感」や「自分の考えが整理できないことへの不安」**と言えるかもしれません。

当事務所では、定期面談は代表税理士が必ず対応いたします。

また、難しい税金の説明よりも、お客様の事業の現況についてのヒアリングをすることを重視しています。

逆に、お客様の事業の現況をヒアリングすることが、重要な税務論点の発見に繋がるということもあります。

4. 提案が生まれるのは、“共に考える関係性”から

良い提案というのは、税理士が一方的に伝えるものではありません。

それは、お互いが対話を重ねていく中で生まれるものです。

  • 今どんなことを考えているのか

  • 何に不安を感じているのか

  • どんな未来を目指しているのか

そうした“思い”の部分を把握してはじめて、「この方向性なら、こういう打ち手がありますね」といった提案ができるわけです。

数字の羅列からは読み取れない、経営者としての価値観や判断基準——
それが共有されていないと、どれだけスキルのある税理士でも「心に刺さる提案」はできません。

当事務所では、「年に2回のZoom面談+日常的なチャットでのやり取り」を基本としています。

その中で、事業の方向性や価値観を少しずつ共有しながら、必要に応じてアドバイスや選択肢の整理を行っています。

もちろん、「もっと深く話したい」「このテーマについてしっかり相談したい」という場合には、面談回数を増やすご依頼をいただく形も可能です。

まとめ|提案がほしいなら「対話の場」を育てよう

「税理士から提案がない」という不満。
それは単なるサービスの不足というよりも、**「対話の不足」や「関係性の不足」**に近いものかもしれません。

思っていることを整理してほしい。
一緒に考えてほしい。
判断に自信が持てるよう、背中を押してほしい。

そういったニーズは、「一方通行の提案」ではなく、「双方向の対話」でしか満たされないのです。

当事務所では、「ビジネスに関心を持ってくれる税理士がいい」「自分の考えを整理しながら進みたい」というひとり社長の方に向けて、日々サポートを行っています。

まずは、年に2回のZoom面談とチャットのやりとりから、関係性を築いていく。

そして必要に応じて、面談回数を増やして、深堀りする。

千葉市に拠点を置いておりますが、オンライン対応になりますので、全国対応可能です。

今の顧問税理士との関係に違和感がある方、あるいはこれから税理士を探そうか迷っている方は、まずは下記の初回無料面談へお問い合わせください。

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