〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-19-12 コルティス大塚6F-01
どの業種でも「読まない人ほど気軽に連絡してくる」というのは、ひとり社長にとって地味に大きな悩みです。
本来なら対応しなくてもいい問い合わせに時間を取られたり、断るだけで気まずい思いをしたりするのは、本当に無駄です。
私自身、オンライン税理士として活動する中で、こうした“読まれない問い合わせ”には何度も頭を悩ませてきました。
今回はその経験を踏まえて、ひとり社長が自分のサービスでも応用できる「読まれない前提の問い合わせ対策」を4つのポイントにまとめてお伝えします。
これは業種を問わず、すぐに取り入れやすい方法です。
例えば、
・必須入力を多めにする
・予算感や希望内容を選択式にする
・「こういう方には対応できない場合があります」と正直に書いておく
美容室なら「カットのみ希望の方はご予約不可」と選択式にしたり、コンサルなら「契約期間は最低3ヶ月〜」とフォームに書くだけでも十分です。
これだけで、条件が合わない人は途中で離脱してくれる可能性が高まります。
ホームページの文章をすみずみまで読んでもらうのは簡単ではありません。
だからこそ、
・大事な条件やお断り事項を太字や色付きにする
・ボックスで囲む
・フォームの直前に置く
など、流し読みでも目に入る工夫をしておくことが大事です。
例えばサロンなら、「男性のご予約は紹介のみ」などを画像バナーで目立たせておくだけでも、読まずに来る人をかなり防げます。
フォーム送信後に届く自動返信メールも活用しましょう。
「内容を確認のうえ、対応が難しい場合は返信を控えさせていただく場合があります」
「条件に合わない場合はこちらから連絡を控えることがあります」
と一言添えるだけで、「送ったのに返事が来ない!」という誤解を防げます。
それでも読まずに送ってくる人はゼロにはならないので、簡単な断り文を一つ準備しておくと安心です。
例えば、
「お問い合わせありがとうございます。
大変恐縮ですが、今回はサービス内容や条件に照らして対応が難しいと判断いたしました。
貴重なお時間をいただきましたのに申し訳ございません。」
こんな一文を持っておくだけで、返信に余計なエネルギーを使わずに済みます。
「どなたでも歓迎」と書いてしまうと、幅広い問い合わせが来るのは当然です。
そうではなく、
・「こういう方に特におすすめです」
・「こういう目的の方限定のプランです」
とターゲットをはっきりさせておくと、来てほしい人が来てくれる確率が高まります。
例えば個人コンサルなら「年商1,000万円以上の方向け」など、条件を具体的に出すと、読まない人でも目に入ります。
問い合わせフォームに条件をつけたり、条件を目立たせたりすれば、全体の問い合わせ数は確かに減るかもしれません。
しかしその分、無駄なやり取りにかかる時間とストレスは確実に減ります。
結果として、本当に来てほしいお客さまがちゃんと集まる状態に近づきます。
どんな業種でも、全部読んでから問い合わせる人は多くありません。
だからこそ、ひとり社長こそ「読まれない前提」で仕組みを整えて、貴重な時間とエネルギーを守るべきです。
当事務所では、こうした考え方をもとに、ひとり社長の皆さまが本業に集中できる環境づくりをお手伝いしています。
当事務所との顧問契約をご検討いただける方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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