マネーフォワードクラウド給与でできること!税理士が実務目線で解説

「給与計算って、毎月地味に時間を取られるんだよな」

そう感じている社長は多いのではないでしょうか。

私は税理士として、自分の事務所でも顧問先でもマネーフォワードクラウド給与を使っています。この記事では、実際に使っている立場から「何ができるのか」「どんな会社に向くのか」を、実務目線でお伝えします。

結論から言うと、毎月の給与計算は「最初に設定を済ませれば、あとはほぼ自動」にできます。

マネーフォワードクラウド給与でできること

主な機能を、実務で使う順に挙げます。

  • 給与・賞与の自動計算(月給制・日給制・時給制に対応)
  • 所得税・社会保険料・雇用保険料の自動計算
  • 保険料率が変わったときの自動更新
  • 勤怠管理システムとの連携(勤怠データを取り込んで残業代まで自動計算)
  • Web給与明細(紙で配る必要がなく、従業員はスマホでいつでも確認できます)
  • 給与振込用データ(FBデータ)の自動作成
  • 賃金台帳・労働者名簿などの帳票の自動作成
  • 年末調整やマネーフォワードクラウド会計との連動

実際に使って感じる、便利なところ

機能の一覧だけでは伝わらない部分を、使っている実感でお伝えします。

一番ありがたいのは、保険料率の自動更新です。健康保険や雇用保険の料率は毎年のように変わりますが、手計算やエクセルだとここの更新漏れが起こりがちです。自動で反映されるのは、確実に事故を減らしてくれます。

介護保険の対象になる年齢(40歳)の判定も自動です。「今月から介護保険料が引かれるはずだったのに漏れていた」という、ありがちなミスがなくなります。

給与明細の公開日を設定できるのも地味に便利です。作業が早く終わっても、給料日に合わせて公開されます。

ひとり社長・少人数の会社に向いているか?

正直な感想を言うと、向いています。ただし条件があります。

役員報酬だけのひとり社長の場合、毎月の金額は原則同じなので「計算」自体はほぼありません。それでも、社会保険料の料率変更への追従や、賃金台帳といった帳票がきちんと残ることには価値があります。

一方で、最初の設定(会社情報・支給項目・保険の設定)だけは、少しだけ山があります。ここでつまずいて放置してしまうケースを何度か見てきました。設定さえ越えれば、あとの毎月はとても楽です。

料金は従業員の人数によって変わる仕組みです。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

まとめ|給与計算は「仕組みに任せる」が正解

給与計算は、頑張っても売上が増える仕事ではありません。だからこそ、仕組みに任せられるところは任せて、社長は本業に時間を使うべきだと私は考えています。

マネーフォワードクラウド給与は、その「任せ先」として十分に信頼できるツールです。

なお、当事務所はマネーフォワード製品を使った経理・給与の仕組みづくりを得意にしています。「最初の設定の山」で止まっている方、自分の会社に合う使い方が知りたい方は、気軽にご相談ください。

執筆者:海老名佑介(税理士)
ひとり社長専門のオンライン税理士。無駄なサービスで無駄な顧問料をいただかないことをポリシーに、チャット中心のやり取りで全国のひとり社長をサポートしています。

 

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