「オンラインって便利そうだけど、本当にちゃんと対応してくれるのかな…？」

ひとり社長にとって、税理士との関係は会社の土台そのもの。オンライン対応の税理士を検討していても、「顔が見えないのは不安」「本当に話が通じるのかな」といった気持ちが出てくるのも無理はありません。

この記事では、オンライン税理士に対する“よくある不安”を取り上げながら、それが本当に問題なのかどうかを冷静に見ていきます。ひとり社長にとってオンライン税理士が合うかどうか、ぜひ判断材料にしてください。

「オンラインだと手を抜かれるんじゃないか」「事務的な対応になりそうで不安」——こうした印象を持っている方は少なくありません。

でも実際には、会計ソフトの画面を共有しながら、数字を一緒に確認して話を進められるというのは大きなメリットです。資料を印刷して持参する手間もなく、説明の行き違いも減ります。

また、オンラインでの打ち合わせは時間が限られている分、要点を絞って話すスタイルになりやすく、本題に集中しやすいのも特徴。対面だと雑談が長くなってしまい、本当に聞きたかったことが聞けずに終わる…という経験がある方には、むしろオンラインの方が合っているかもしれません。

「人は会って話さないと信頼できない」というのは昔ながらの価値観ですが、今の時代、それが必須とは限りません。

むしろ、チャットやZoomなどで気軽に相談できる環境があることのほうが、ひとり社長にとっては安心材料になるケースが多いです。ちょっとした疑問でも「今すぐ会わなきゃ聞けない」ではなく、「メッセージを送れば返ってくる」という状態があれば、日々の不安はかなり軽減されます。

もちろん、オンラインでもコミュニケーションの質は重要です。誤解のないよう、言葉を選んでやり取りするスキルは税理士側にも求められますが、それさえクリアできていれば、物理的な距離よりも心の距離を近く保てるのがオンラインの良さです。

オンラインに不安を感じる理由のひとつが「情報のやり取りは安全なのか？」という点かもしれません。

当事務所では、**会計ソフトやクラウドストレージを使い、暗号化された通信環境の中で資料の受け渡しを行っています。**このような方法であれば、紙での郵送と比べて情報の管理がしやすく、過去のデータもすぐに検索・確認が可能です。

実際、「郵送で資料を送ったのに届いていない」「どこかで紛失されたかもしれない」というトラブルは意外と多く、郵便事故のリスクこそ見過ごせない問題です。オンラインなら履歴も残るので、やり取りの行き違いを防ぐ意味でも有効です。

「やっぱり、できれば近くの税理士にお願いしたい」という気持ち、よくわかります。

でも実際には、税理士と“直接会う用事”って、そう頻繁には発生しません。やり取りの9割以上は、会計ソフトの確認、数字の報告、ちょっとした相談です。これらはすべて、チャットやZoomなどで完結できます。

もちろん、税務調査など現地での立ち会いが必要な場面では、ちゃんと出向きます。ただ、それは数年に一回あるかどうかのレベルです。

そう考えると、顧問税理士が“近い”必要性って、実はそれほどないのです。本当に必要なのは、「どこにいるか」ではなく、「どれだけしっかり見てくれるか」。それを見極める目線が大切です。

オンライン対応の大きなメリットは、無駄な移動・面談・郵送作業を減らせることにあります。

それにより、時間もコストも大幅にカットできます。結果として、顧問料をリーズナブルに保ちながら、必要なサポートだけに集中するスタイルが可能になります。

当事務所では、「豪華なサポート」「なんでも付きっきり」というスタイルではなく、必要な時にしっかり対応し、数字のチェックや申告には手を抜かないという姿勢で仕事をしています。過剰なサービスや派手なやり取りを望む方には向きませんが、「ムダなくちゃんと対応してくれる税理士がいい」と感じているひとり社長には、ちょうどいい距離感だと思います。

オンライン対応には、不安がつきものです。ですが、それらの多くは、昔ながらの「会わなきゃ安心できない」という思い込みによるものかもしれません。

ひとり社長にとって本当に大切なのは、税理士と「無駄なく、ちゃんとつながっていられること」。その手段として、オンラインという選択肢はとても有効です。

郵送トラブルや移動時間、雑談に気を取られることなく、必要なときに本題だけ相談できる税理士を求めているなら、オンラインの方が相性が良い可能性もあります。

当事務所では、ひとり社長専門・オンライン対応で、手間なく信頼できる税務顧問を提供しています。
税務顧問をご検討いただける方は、お気軽にお問い合わせください。