「安いに越したことはない」

これは、誰しもがそう思っているわけではないにしても、
何かを選ぶときにそう感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。
かくいう私も、サービスを受ける立場ならそう思うことがあります。

税理士を選ぶときも同じで、
「とりあえず帳簿と申告ができればいいから、なるべく安く済ませたい」
そう考えて、最安値の税理士を選んだひとり社長の話をよく耳にします。

最初は「代表税理士が直接対応してくれて親身だな」と感じていたものの、
契約後は無資格の担当者っぽい人が出てきて、しかも数ヶ月で担当者がコロコロ変わる。
「これって誰が責任持って見てくれてるの？」と、徐々に違和感が募っていった……。

今回は、そうした「安さだけで選んで後悔した」ひとり社長のエピソードをもとに、
税理士選びで後悔しないためのヒントをお伝えします。

「こんなに安くやってくれる税理士がいるんだ！」
初めて顧問契約をする際、多くのひとり社長がこの“価格インパクト”に引き寄せられます。

たとえば、月5,000円で記帳・申告・相談つき。
中には「顧問料ゼロ、決算時だけ3万円」なんてオファーも。

しかし、現実はこうです。

• 質問しても返信が遅い、または来ない

• 対応するのが毎回違う担当者で、引き継ぎも不十分

• 自分の業種やスタイルに興味がなさそう

• ちょっと聞くだけでも「それはプラン外です」と言われる

契約前の印象とまったく違って、「これじゃ頼んだ意味ないじゃん…」と感じる人も少なくありません。

ひとり社長は、経理も営業も商品づくりも、全部自分で抱えています。
そんな中で「税理士とのやり取りがストレスになる」と、本業に集中できません。

だからこそ、必要なのは“話が通じる”税理士です。
それは決して「税法に詳しい人」というだけではありません。

• こちらの状況を理解してくれる

• 話を遮らず、ちゃんと聞いた上で返してくれる

• 相談のハードルが低く、「ちょっと聞きたい」が許される

こうした距離感のある関係性が、ひとり社長にとっては大きな安心になります。

税理士との関係は、「料金表」では測れません。

たとえば、

• 売上が落ち込んだときに「どうするか一緒に考えてくれた」

• 融資を検討したときに「こういう書類を準備しておくと良い」と提案してくれた

• Chatworkでいつでも聞ける体制を整えてくれていた

こういう“伴走的な関わり”こそが、ひとり社長には心強いものです。

そもそも、安さだけを売りにしている税理士は、
「一人ひとりにじっくり向き合う」よりも、「とにかく顧客数を増やす」ことに重きを置いています。

だから担当者が頻繁に変わったり、同じ質問をしても前回の話が共有されてなかったりするわけです。

また、毎月のように面談しても、内容が薄くて意味がないという声もよく聞きます。
ひとり社長にとっては、定期的な面談よりも、**「困ったときにチャットでいつでも相談できる」**ほうが
よっぽど実用的でありがたいのではないでしょうか。

顧問料が安い税理士に頼んで、結局「安物買いの銭失い」になった――
そんなひとり社長の後悔は、決して珍しい話ではありません。

安さは魅力です。ですがその安さは、何を削った結果なのか？
本当に大事な場面で、信頼できるやり取りができるかどうか？
そうした視点を持っておくことが、税理士選びで後悔しないコツだと思います。

無駄なサービスは省きつつ、必要な部分にはしっかりと価値を提供する。
そういうバランスをとった関係性こそが、ひとり社長にとっての「ちょうどいい」顧問かもしれません。

当事務所では、他の事務所と同じくらいの顧問料で、
代表税理士がチャットなどのオンラインツールを駆使して対応しています。
すぐに回答が返ってきますし、担当者がコロコロ変わることもありません。

現在、ご契約いただいている顧問先様とのバランスを考慮し、
毎月3名様限定で、新規顧問契約をお受けしています。

気になる方は、お早めにお問い合わせください。