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会社設立して自分で記帳を行う時に気を付けたいこと
会社設立して自分で記帳を行う時に気を付けたいこと
会社設立してから、会計は必ずやらなければならない事ですが、税理士に記帳代行を丸投げしたいという方と、税理士に支払う費用をできるだけ抑えるために自分で記帳したいという方がいらっしゃいます。
個人的な見解としては、会社設立をして1期目であれば仕訳量もそこまで多くないと思いますが、仕訳量が少なければ税理士に依頼する記帳代行料金も5,000円位が相場だと思いますので、それであれば1期目は、本業の営業に集中するために税理士に記帳代行を依頼してしまった方が良いのかなと思います。
しかし、それでも自分で入力をしたいという方もいらっしゃるかと思いますので、今回は自身で記帳をする際に気を付けたいことについて書きたいと思います。
通帳の実残高と帳簿の残高は一致させなければりません。
よく考えると言うまでもない事なのですが、お客様が入力した内容をチェックする時に残高がずれていることが最近、本当に良くあります。
というのも、最近はクラウド会計で入力する方が非常に増えてきており、「クラウド会計に金融機関の口座を連携しているのだから間違うはずがない。」という発想になるのだと思います。
この発想は間違っておりませんし、理論上はそうなるはずです。
しかしながら、以下のケースでずれることがあります。
①一部の期間だけ口座の連携が止まっていたり、システムの不具合で抜け漏れが起きている。
(システムの不具合で抜け漏れはほとんどないかと思いますが。)
②口座連携しているのに関わらず、一部手入力でも入力してしまっているものがある。
(口座連携していれば、手入力で普通預金〇〇の科目を使う事は一切ありません。)
③freeeで特にあるのですが、口座連携からの入金処理と請求書画面からの入金の処理を二重で入力してしまっている。支払いについても同様です。
要するに、通帳の入力は口座連携からのデータのみ入力するようにすれば、後は①の連携漏れさえなければ実残高と帳簿残高は合ってくるはずです。
最後に一度入力をし終わったら、試算表の貸借対照表の画面から、普通預金の帳簿残高が実残高と合っているかを確認するべきです。
試算表からの確認の仕方の詳細は、顧問税理士にご相談いただければと思います。
領収書は手入力で行うことがほとんどのため、金額の打ち間違えや二重で入力してしまう事が起こりえます。特に金額の打ち間違えは、0を一桁違うだけで利益がだいぶ違ってきてしまいます。
領収書の入力をしたら、入力した元帳と領収書を突き合わせてざっとチェックをした方が良いです。
また、「クラウド会計と連携したクレジットカード」の領収書を手入力してしまって、連携データから入力したものと手入力したものが、二重になってしまうという事がありますので、クレジットカードの領収書は注意した方が良いです。
freeeとマネーフォワードクラウドには、二重仕訳チェックの機能がありますので、それを使ってみるのも良いかと思います。
freeeの重複機能について(ページ下部に記載があります。)
マネーフォワードの重複機能について(ページの真ん中に記載があります。)
→https://support.biz.moneyforward.com/account/guide/books2/bo01.html
ここまでで、自身で記帳をする際に気を付けるべき事を書いてきましたが、他にもまだ書ききれないことがたくさんあります。
クラウド会計ソフトが「簿記の知識不要」を謳っているのを見かけましたがそれは言い過ぎのように思います。
入力は自分で出来るから、税理士には申告書の作成だけお願いするというのはリスクが伴います。
決算時にまとめて、会計の中身をきっちり見てくれる税理士もいるかもしれませんが、それなりの対価を支払う必要があるかと思います。
記帳を自身で行う場合でもやはり、顧問税理士とは契約して、期中に内容を随時チェックをしてもらったり、常に聞ける状態にしておくか、あまりにも質問することが多くなりそうであれば多少の追加料金は払っても税理士に記帳代行を依頼されるのが良いのかなというのが個人的な見解です。
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